セキュリティ対策は万全にしよう

大手アンケートサイトは、個人情報の保護と不正ログインを防ぐことに心血を注いでいます。どの運営会社もモニターの個人情報の取扱いに当たって、きちんとした個人情報保護ポリシーを定めています。モニター会員にとっても、この取り組みがきっちりとされているかどうかがアンケートサイトを選ぶ見極め点といえます。また、データを送受信する際に暗号化するSSLを導入しているかということも大切です。あるサイトでは、過去に不正ログインが行われ、ポイントが奪われたという事例もありますので、それに対する対策も必要です。

大手アンケートサイトのセキュリティへの取り組み

会社にとってもモニターにとっても、信用と安全が一番大事です。サイトが閉鎖されてしまったら、せっかく貯めたポイントがなくなってしまうことにもなりかねません。いくら、アンケートの謝礼が高くても、どんなに見やすくて楽しめるサイトであっても、セキュリティに対する会社方針が明確に示されていない会社を選ばないようにしましょう。大手の各アンケートサイトは、その点をしっかりカバーしています。ここで、個人情報の保護と不正ログインを防ぐためのアンケートサイトの取り組みを比較してみましょう。

マクロミル

・「プライバシーポリシー」を策定し運営している。
・プライバシーマークを取得している。
・「情報セキュリティポリシー」を策定し運営している。
・SSLを導入している。
・時間がたつとログアウト状態になり、再ログインが必要になる。
・不正ログイン対策として第2パスワードを導入、ポイント交換時に使用する。

ライフメディア

・「個人情報保護ポリシー」を策定し運営している。
・プライバシーマークを取得している。
・SSLを導入している。
・「安全性の高いパスワードの設定」の注意として、「使いまわさない」「推測されにくいものにする」「インターネット上で公開している情報を使わない」という3つをあげている。

マクロミル

・「プライバシーポリシー」を策定し運営している。
・プライバシーマークを取得している。
・「情報セキュリティポリシー」を策定し運営している。
・SSLを導入している。
・時間がたつとログアウト状態になり、再ログインが必要になる。
・不正ログイン対策として第2パスワードを導入、ポイント交換時に使用する。

キューモニター

・「プライバシーポリシー」を策定し運営している。
・プライバシーマークを取得している。
・SSLを導入している。
・時間がたつとログアウト状態になり、再ログインが必要になる。ログイン画面にパズルが設置されている。
・ポイント交換時にワンタイムパスワードを登録メールに送り本人確認を行っている。

infoQ

・「プライバシーステートメント」を策定し運営している。
・プライバシーマークを取得している。
・SSLを導入している。
・「秘密の質問」をあらかじめ設定しておき、ポイント交換時に本人確認で使用している。

D STYLE WEB

・「個人情報保護方針」を策定し運営している。
・プライバシーマークを取得している。
・SSLを導入している。
・時間がたつとログアウト状態になり、再ログインが必要になる。ログイン画面にパズルが設置されている。

複数のアンケートサイトが、ログイン時に、パズルを設置したり、「reCAPTCHA」というシステムを利用しています。「reCAPTCHA」とは、不正なログインなどを試みる悪質なプログラムロボットへの対策です。この古いバージョンは、ゆがんで読みにくいアルファベット文字を入力させるものでしたが、新バージョンは、「私はロボットではありません」と書かれたものの横のチェックボックスにチェックするものや、簡単な質問が表示され、正解の画像をクリックするといった形式のものになっています。サイトを見るたびごとに画像認証を要求されてしまう場合もあり、わずらわしいと感じるかもしれませんが、安全のためのことなので、仕方がないでしょう。

運営会社のセキュリティを確認したら、次に自分のID、メールアドレス、パスワードにも気を配りましょう。よく言われることですが、パスワードの使い回しは危険です。アンケートサイトだから「まあいいか」と気を緩めると痛い目にあうかもしれません。不正ログインを防ぐために、自らも意識を高く持ち、定期的にパスワードを変えるようにしましょう。