どんな人が報酬を得ているの?

アンケートサイトの登録データを見てみるとここまでに、「よし、早速登録してアンケートモニターになろう!」と思った方も多いことでしょう。でも始める前に「どのような人がアンケートで報酬得ているのか」を知りたくありませんか?

ウェブアンケートの最大のメリットは、インターネットを通じて回答することができるので、「パソコンなどの機器さえあれば誰でも参加できる」という点です。ですから、たとえ自宅に居たとしても、外出先からでも、場合によっては会社のお昼休みなどのスキマ時間でも回答できるので、実に多様な人たちが参加しています。
一般的に、パッと頭に浮かぶのは「専業主婦が家事や育児の合間に回答する」というケースだと思いますが、それだけではアンケート調査は成り立ちません。企業や自治体といった依頼主が調査対象にしたいのは、主婦だけに限らないからです。

各アンケートサイトでは、市場調査を依頼する自治体・企業向けに、自社のアンケートモニターの属性データをウェブで公表しています。それらを見てみると、実に多彩な人々がモニター登録をしていることがわかります。
ここでは、NTTコムリサーチ、マイボイスコム、D style webを参考にして、アンケートモニターの属性を紹介しましょう。

モニター属性

1.性別

NTTコムリサーチのデータを見ると、男女比が44.3%:55.7%となっています。また、マイボイスコムでは男50.2%:女49.8%、D style webでは男47.6%:女52.4%となっており、いずれのサイトも男女のどちらか多いのですが、極端に片寄っているということはありません。概ね半々だと考えていいでしょう。

2. 年齢層

NTTコムリサーチで最も多い年齢層は30代となっており、全体の33.4%を占めています。
これはほかの社も同様で、マイボイスコム 29.9%、D style web 33.1%となり、いずれも全体の30%以上となっています。
続いて多いのが40代です。NTTコムリサーチが28.2%、マイボイスコム 23.6%、D style web 24.8%となり、いずれも、この2世代を合わせると全体の半数を越えます。
その他の年代も、ほぼ同じ傾向を見せており、20代(20%前後)、50代(12~13%前後)、60代以上(6.5%前後)、10代(数%)の順になります。
これを見ると、10代と60代以上は、他の年齢層よりも登録者数が少ないことがわかります。
裏を返せば、この年齢層はモニターが不足しているとも考えられますので、報酬を得るには”ねらい目”かもしれません。

3.配偶者の有無

こちらは、サイトによってバラつきがありますが、「配偶者有り」は、NTTコムリサーチが57.5%、マイボイスコム51.6%、D style web 43.0%です。

 

4.職業

注目される「職業」ですが、専業主婦(主夫)がNTTコムリサーチで18.7%、マイボイスコム15.9%、D style web 15.3%です。公務員、会社員などの給与所得者や自営業、専門職など「働いている人」が全体の60%以上を占め、圧倒的に多いことがわかります。つまり、「専業主婦が家事や育児の合間に回答する」だけではないということがわかります。アルバイト、学生なども、ある程度の割合で登録しています。

5.居住地

居住地から見てみると、人工比率から考えると「東京」「関東」が圧倒的に多いですが、全国まんべんなく登録者がいます。あなたの身近にも、モニターがいるかもしれませんね。

アンケートサイトによって、登録者数や属性の比率は異なりますが、登録を考えている人にとっては、1つの目安になるのではないでしょうか。
そのほかにも、「同居人数」「子供の数」「子供の年齢」「自宅の種類」「学歴」「役職」「勤務先の業種」「勤務先の従業員数」「利用するコンビニ」「所有するクレジットカード」などの項目を公開しているサイトもありますので、ぜひ参考にしてください。

属性データは答えなくていい!?

属性データの中には「未回答」や「未記入」という項目があります。しかも内容によっては、かなりの割合を占めている場合があります。これらは、モニター登録するときに「答えたくない」という場合には記入しなくても登録可能だということを示しています。
各アンケートサイトによって、登録時に訊かれる項目は異なりますし、また、ルールも異なりますので、確認しながら登録手続きを進めるようにしてください。
このように、各アンケートモニターの属性データから、会社員や公務員、自営業など様々な職業の方が登録していることがわかりました。まとまった時間が取れなくても、休日や通勤時間、仕事の合間などを上手に使って報酬を得ているのです。皆さんも、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?