「アンケートモニター」という言葉を耳にしたことはありますか?
実はこの言葉、広告業界などでは広く知られていますが、一般的には馴染みが薄いかもしれません。
「モニター(monitor)」とは、英語で「監視や監査をおこなう人」などの意味です。それが転じてテレビやパソコンの画面なども表すようになりました。つまり、アンケートモニターは、「アンケートに答えながら、商品やサービスに意見する人」のことなのです。
そして今、このアンケートモニターは、誰でも簡単に始められる副業あるいはアルバイトとして人気が高まっています。仕事や家事、勉強などの空き時間に実行できる手軽さから、年齢、性別、職業を問わず、多くの方が参加しています。
アンケートモニターって、どんな仕事なの?
アンケートは、企業や自治体、研究機関などが、多くの人たちの意見を聴きたい、取り入れたいときに行います。そしてアンケートモニターは、それに回答することで報酬を受け取ります。
たとえば、ある企業が発売を予定している商品を事前に多くの人に試してもらい、その意見を聴きながら改良を加えたり、マーケティング会社が消費者の実態調査を行うことで市場動向を把握したりと、実に多くの場面でアンケート調査は行われています。実際にアンケートモニターになってみると、あなたにもすぐに依頼が届き、その数は非常に多く途切れることはありません。つまり、「長く継続的に続けられる副業」ということが言えます。
アンケートを実行するのはリサーチ(調査)会社
多くの場合、アンケートを実行したい企業や自治体、研究機関などは、アンケートモニターを直接集めることをしません。同じ顧客層の商品だけを扱っている企業ならば、独自にアンケートモニターを集め、定期的に調査することもあるかもしれませんが、一般的に、調査内容はその商品やサービスによって大きく異なるはずなので、自社で集めるよりも専門的にモニターを集めている企業に依頼します。それがリサーチ会社です。
依頼を請けたリサーチ会社は、依頼主のためのアンケートを作成して、自社に登録しているアンケートモニターたちに回答を促します。また、集まった回答を分析・解析するのもリサーチ会社の役割です。
そこで重要なのは、リサーチ会社は依頼主のニーズに合わせて多種多様なアンケートを実行しなければならないため、できるだけ多くの人たちにモニター登録してもらいたいということです。そして同時に、少しでも幅広い年齢層、そしてしっかりと回答してくれる人を集める必要があります。
モニター登録のあと、仕事が始まる
GoogleやYahoo!で『アンケート』や『モニター』などをキーワードにして検索してみてください。アンケートモニターを募集しているウェブサイトが、実にたくさんあることがわかります。これらは「アンケートサイト」と呼ばれ、サイト上で応募を受け付け、その条件(報酬のことなど)などを掲載しています。
また、登録者、つまりアンケートモニターになるとログインID(多くの場合はメールアドレス)とパスワードを使って自分の「マイページ」にログインが可能になります。そして、アンケートに回答して、報酬を受け取ることができるようになります。れ
実施されるアンケートの種類・方法はさまざまなため、モニターは自分に合った内容のアンケートや回答方法などを選んで参加できます。
リサーチ会社にもいろいろある
一口にリサーチ会社と言っても、実に多くの企業があります。インターネットを使ったリサーチを専門にする会社。大手電機メーカーや通信会社が運営する会社。さらには、すでに多くの会員を抱えているショッピングサイトやポイントカード会社なども参入しています。いずれの場合も、使いやすさやサービス、また、アンケートの本数や謝礼などが大きく異なるため、自分が安心して回答できるアンケートサイトを探し出しましょう。
本コラムでは、皆さんが安心して登録することができ、そして、アンケートモニターとして「報酬を得ていく」ためのアドバイスを行っていきます。ぜひ、参考にしてください。
